４０肩は、４０代に多く発症することから名付けられました。
症状は、昨日アップした「女性の方の痛み」と同じです。何もしなくても肩に違和感を感じ、腕を上げる方向によって、肩の付け根の前部か肩甲骨上部の深いところに強い痛みを感じると言うことです。
原因も肩関節のズレ（亜脱臼）からきますが、この場合の原因は肩の靭帯の緩みによる亜脱臼か急性の亜脱臼状態で筋肉が硬縮した場合が大半です。
亜脱臼状態で筋肉が硬縮した場合の肩の痛みは治療が容易で治療後の経過も良いですが、靭帯が伸びて緩んだ状態での肩の痛みは治療しても少し腕を動かすだけで痛みが再発します。手術以外の治療法としては肩の筋肉を強化することです。
５０肩は肩関節部の老化現象で関節内の軟骨の石化等により関節内に細かなカス（異物）が発生し、動かす毎に異物が移動し痛みが出ます。この場合痛む位置が少しづつ移動します。
５０肩は、痛みが数ヶ月続きますし、治療しないと肩の動きが悪くなり、腕が上がらないなどの後遺症がでます。
治療は痛みを緩和させるように筋肉を緩め、肩関節をゆっくりと動かして、関節内の異物が排出されるのを促進させることになります。
また、痛みがなくなても、肩関節部に違和感があって腕が肩より上に上げられない症例があります。これは肩関節部の筋肉が関節部の骨と骨の間に挟まれてそれ以上動けなくなったためで、インピジメントと呼ばれ、整形外科では手術を勧められますが、治療には２〜３ヶ月かかりますが、整体と自己ストレッチでほとんど影響ないほどに回復します。
当院では、自己ストレッチを治療の一環として指導させていただいておりますので、ご相談下さい。
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